越後鶴亀


上原酒造は明治23年上原武七(初代蔵元)によって創業されました。越後霊山角田山の麓に位置し、酒造用水として角田山霊水、酒米として蒲原平野の良質米、そして仕込みに適した雪国の清浄な空気など酒造りに非常に適した地域に位置してます。
伝統的な手造りの製法にこだわり、杜氏の真摯な姿勢と優れた技術を継承しつつ、ご満足頂ける、味わいのある豊かな清酒を創り上げました。恵まれた自然環境とゆっくりと流れる時間の中で、酒造りに日夜精魂を傾けています。
四代目誠と40年以上のパートナーである高浜杜氏は、越後杜氏の発祥の地、野積出身である。高浜杜氏時代の清酒は、酒造杜氏組合連合会においては昭和27年より昭和37年まで連続10回受賞、そして連続受賞を記念し特選名誉賞受賞する。またその温厚な性格と豊富な経験を慕い、教えを乞う若者が後を絶たなかった名杜氏でもあった。高浜杜氏の後、同じ野積杜氏の力石重忠が杜氏を継いだが、現在は高橋、藤田の若い両杜氏体制で、酒造りが続けられている。なお、藤田は若干26歳、県内最年少杜氏である。

社長だった上原誠一郎氏は東京芸大、美学校博物細密画工房卒、1976年 イタリアに渡る。ピッコロ・テアトロ・デ・ミラノ座アンジェロ・コルティに指示、コッメディア・デラルテ(イタリア古典仮面喜劇)を学び、以降14年間、俳優、演出家としてヨーロッパ全土を中心に公演活動。 1990年 父・誠死亡により、5代目蔵元となる。

現在、巻町在住。妻アンティエ・グメルス(ドイツ人画家)と弟、誠己(鶴澤浅造・元人形浄瑠璃文楽座《三味線弾き》)と猫2匹(シェラザードとモナ・リザ)と共に酒蔵続きの自宅に住む。氏は芸術家であり、酒造業においても革新才能は異彩を放っている。氏のデザインするラベルは独創的かつ美麗であり、芸術作品である。

銘柄の「越後鶴亀」はおめでたい商標として、祝事に多く用いられることから、慶祝路線に商品開発を傾注し、活路を見出している。雅子様御婚礼祝いに皇室献上の酒として一躍有名になった。

2010年民事再生手続きを経て、2011年9月1日より株式会社 越後鶴亀に社名変更。社長小林建夫氏。

☆越後鶴亀がモンドセレクション2009で受賞しました。
内訳は、最高金賞が大吟醸と純米大吟醸、金賞が純米酒でした。☆

越後鶴亀

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